ギターにおけるリズムの弾き方
- rguitarr7
- 2017年6月19日
- 読了時間: 4分
今回の内容は、リズムの基本的な知識を知っていないと分からない内容になるかと思います。リズムの基本的な知識については、リズムの基礎知識、をご覧下さい。
8ビート、16ビートについて
ダウンピッキング、アップピッキングについて
空ピッキングの重要性
8ビートの弾き方
16ビートの弾き方
以上4つを今回も項目毎に説明していきます。
1. 8ビート、16ビートについて
・8ビートとは、8分音符を主体としたリズムの事。
・16ビートとは、16分音符を主体としたリズムの事。
・一般的に流れているポップス音楽の7、8割(もしくは8、9割?)はこのどちらかのビートに当てはまる。
つまり、8ビートと16ビートをマスターすれば様々な曲を弾く事が可能になるという事です。
2. ダウンピッキング、アップピッキングについて
・弦を弾く事をピッキング、ストローク等と呼びます。
・ダウンピッキングは6弦方向から1弦方向に向けてのピッキング、つまり上方向から下方向に向けてのピッキングの事です。
・アップピッキングは1弦方向から6弦方向に向けてのピッキング、つまり下方向から上方向に向けてのピッキングの事です。
・そして、ダウン、アップ、ダウン、アップとピッキングを交互に繰り返すのが【オルタネイトピッキング】です。
3. 空ピッキングの重要性
「空ピッキングって何?」という方もいると思うので簡単に説明すると、空ピッキングとは空振りの事です。
ギターを弾く上では【右腕を止めない】事つまり【オルタネイトピッキング】こそが安定したリズムをキープして弾く為の極意です。そこで音を弾く時も弾かない時も右腕を振りっぱなしにして、音を弾かない時には空振り(空ピッキング)を入れる事によりリズムをキープする事が出来るのです。
4. 8ビートの弾き方
まずは譜面を見てみましょう。

これを見て弾き方分かりますかね?多分分からないですよね?コレをパッと見て弾き方が分かる人は、この記事の内容を飛ばしても大丈夫だと思います(笑)
○弾き方
・8ビートを弾く時に拍の表(頭ともいう)はダウンピッキングで弾きます。
・8ビートを弾く時に拍の裏はアップピッキングで弾きます。
・8ビートの時の拍の表裏とは、8分音符で分割した時の、【1,3,5,7個目の音が拍の表】、【2,4,6,8個目の音が拍の裏】となります。
・8分音符で分割した時の、1個目を1拍表、2個目を1拍目裏、3個目を2拍目表、4個目を2拍目裏、5個目を3拍目表、6個目を3拍目裏、7個目を4拍目表、8個目を4拍目裏。。と数えます。
・上の譜面の⑤の様に2拍目裏と3拍目表にまたがっている線を【タイ】と呼びます。*⑦も同様。
・【タイ】で繋がっている音符は音を伸ばします。
先程の譜面にダウンピッキング、アップピッキングを表記すると下の譜面の様になります。

まずは、ルール説明です。
・ダウンピッキングは、Π 、アップピッキングは、V 、と表記されているのが一般的です。
・空ピッキングは()されている中が空ピッキングです。
5. 16ビートの弾き方
今回もまずは譜面を見てみましょう。

○弾き方
・16ビートを弾く時に16分表(1,3,5,7,9,11,13,15個目の音)はダウンピッキングで弾きます。
・16ビートを弾く時に16分裏(2,4,6,8,10,12,14,16個目の音)はアップピッキングで弾きます。
・16ビートの時の16分の表裏とは、16分音符で分割した時の、【1,3,5,7,9,11,13,15個目の音が8分の表】、【2,4,6,8,10,12,14,16個目の音が拍の裏】となります。
・16分音符で分割した時の、1個目を1拍表、2個目を1拍目16分裏、3個目を1拍目裏、4個目を1拍目裏裏、5個目を2拍目表。。。。と数えます。
文章で説明すると、少し難しい感じになってしまいますが、8分を弾くのとそう大差はないです。16分音符は8分音符の2分の1の音の長さなので、入る音の数が8分の2倍となり、手の振りの速さも2倍となります。
先程の譜面にダウンピッキング、アップピッキングを表記すると下の譜面の様になります。

こちらも、8ビートのルールと同様に、
・ダウンピッキングは、Π 、アップピッキングは、V 、と表記されているのが一般的です。
・空ピッキングは()されている中が空ピッキングです。
となります。
・まとめ
いかがでしょうか?多分文章で見る限りだと結構難しそうですよね?実際にこれらをマスターするには中々難しいですが、文章で読むよりは、弾いて感覚を掴んでもらうのが近道になると思います。
文章だけだと難しいので、そのうち補足として動画の方も挙げようかと思います。もし質問等あれば御気軽にお問い合わせ下さい。
色んなリズムパターンを練習し、習得して、ギターライフの更なる向上を目指し頑張りましょう!!
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