ギタリストが最初に覚えるべきスケール【マイナーペンタトニックスケール】について。
- rguitarr7
- 2017年7月11日
- 読了時間: 4分
みなさん、マイナーペンタトニックスケールはご存知でしょうか??多くのギタリストが最初に覚えるスケールがこのスケールです。僕も一番最初に覚えたのがこのスケールでした。
このスケールはギターの教本等でも割と最初の方に学ぶ事が多いのですが、これを最初に覚えるメリットは、他のスケールに比べて簡単で覚えやすく、とても実践的なスケールである。という事です。
実践的なスケールと言える理由については、マイナーペンタトニックスケールは僕を含め、ほとんど全てのプロギタリストも愛用しているスケールだからです。
それでは、そんな素晴らしいマイナーペンタトニックスケールの説明をしていきます。
*今回の内容では、度数についての理解が必要となりますので、度数について分からない方は、階名、音階、スケールとは?? をご参照下さい。
1. ギターの指板上におけるポジションについて
2. マイナーペンタトニックスケールの構成音について
3. マイナーペンタトニックスケールの練習方法について
今回はこの3つについて項目毎に説明していこうと思います。
1. ギターの指板上におけるポジションについて
マイナーペンタトニックスケールとは、ギターの指板上で、どの様なポジションなのか確認していきましょう!
まずは指板のイラストをご覧下さい。

この様な形となっています。
・これらを一度に全て押さえるワケではなく、1つ1つ順番に押さえていきます。
・ルートに何の音がくるかによって、何マイナーペンタトニックスケール。なのかが変化します。
(例)ルートにAの音がきたら、Amペンタトニックスケール、ルートにBの音がきたら、Bmペンタトニックスケール。という具合です。
そして、これらは基本的にはフレットにより使う指が決まっています。(その様にすると効率が良い場合が多いので)
どの指を使うのかについて、イラストにしてみましたので見てみましょう!

この様なフィンガリングとなります。各指毎にフレットを割り当てた結果、マイナーペンタトニックスケールでは基本的には中指は使いません。
*例外もあるので、あくまでも基本として頭に入れて下さい。
2. マイナーペンタトニックスケールの構成音について
今度はマイナーペンタトニックスケールの構成音について見ていきましょう。
まずはイラストをご覧下さい。

この様になります。
これを文章で解説していきます。
・構成音は、
1, 3♭, 4, 5, 7♭
の5つの音である。
・マイナーペンタトニックスケールを英語で表記すると【Minor Pentatonic Scale】となります。
・【Penta】というのが【Pentagon】(ペンタゴン)の略で、【5角形】や【5つの】等の意味です。
・【Pentatonic】が5音階という意味です。
要約すると、マイナーペンタトニックスケールとは、5音階のマイナースケール。という意味になります。
*最初のうちは構成音は把握出来ていなくても問題ありません。最初は、この形とルートの位置は確実に覚えましょう。
3. マイナーペンタトニックスケールの練習方法について
どの様に練習をしていくべきかというと、何度も反復練習をする事です。反復する事によりポジションを覚えるのは勿論、フィンガリングやピッキングの練習にもなります。
練習例を考えてみました。まずは譜面をご覧下さい。

①はオルタネイトピッキングで6弦から1弦まで弾き、1弦から6弦まで戻ってくる形です。
②、③、④は、ハンマリングオンやプリングオフを交えての演奏です。マイナーペンタトニックのポジションを覚えつつ、ハンマリングオン、プリングオフの練習にもなります。
⑤はスライド奏法を交えての演奏です。最初は全て人差し指のみで行い、慣れたら中指のみ、薬指のみ、小指のみ。で行うと良いでしょう。(指によって感覚が異なるので全ての指で行い感覚を掴みましょう)
*ハンマリングオン、プリングオフ、スライド、について分からない方には、これらの演奏の説明ページを作りますので、そちらをご参照下さい。
・まとめ
いかがでしたか?この段階だと未だマイナーペンタトニックスケールの実用的な使い方は見えてきませんよね?
まずは、実用編より基礎が大切だと思うので、焦らずフィンガリングを覚えるところから始めましょう!
実践的な使用についても記事にしていこうと思いますので、出来上がったら是非ご覧になって下さい。
新しいスキルを身につけて、ギターライフの更なる向上を目指しましょう!!
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