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知って役立つコード理論 その1〜トライアドについて〜

  • rguitarr7
  • 2017年6月28日
  • 読了時間: 4分

 みなさんが普段目にしているコード、これらには理論があり成り立っています。これらのコード理論を覚える事は、様々なコードを覚える上で役に立ち、最終的には作曲、編曲にも役立ちます。

 今回は、そんなコード理論の初級編、トライアドについて解説していきたいと思います。

*今回の内容は度数について知っている必要があります。度数について知らない方は、、階名、音名、スケールとは?? をご参照下さい。

 

1. トライアドとは?

2. 4つのトライアドとは?

3. トライアドに慣れよう。

 

上記3つについて項目毎に説明していきます。

 

1. トライアドとは?

・トライアドは英語で【Triad】、日本では【トライアド】、【トライアード】、【トリアド】(これは希かな?)、等と呼ばれています。*僕は【トライアド】か【トライアード】と呼んでいる事が多いです。

・音楽における、【トライアド】とは3和音の事です。3和音とは3つの音で構成されているコードの事です。

・3つの音とは、1度、3度、5度、を基にした音である。

・【トライアド】は全てのコードの基礎となるものなので、コードを学ぶ上で欠かす事は出来ません。

・基本的な【トライアド】は全部で4種類です。確実に覚えましょう。

 

2. 4つのトライアドとは?

 前項でトライアドは全部で4つと紹介しました。早速その4種類を紹介していきます!

1. メジャー     (Major)

2. マイナー    (Minor)

3. ディミニッシュ  (Diminish)

4. オーグメント   (Augment)

 以上の4つがトライアドです。[Augment]は日本だと[オーグメント]、[オーギュメント]と呼ばれます。そして[ディミニッシュ]は、【m(5♭)】と呼ばれる事もあります。

 それぞれどの様なコードなのか説明していきます。

1. メジャーは、   1度、3度 、5度   の3音。

2. マイナーは、   1度、3♭度、5度   の3音。

3. ディミニッシュは、 1度、3♭度、5♭度  の3音。

4. オーグメントは、 1度、3度 、5♯度   の3音。

○メジャーを基準に考えると

マイナーは、3度が♭した音。

ディミニッシュは、3度、5度が♭した音

オーグメントは、5度が♯した音

 だと言えます。

 そして、[ディミニッシュ]が【m(5♭)】と呼ばれる事がある理由として、

ディミニッシュはマイナーを基準に考えると、5が♭した音である為。

 それぞれ【C】を基準に考えると、

1. Cメジャーは、   C、E 、G   の3音。

2. Cマイナーは、   C、E♭、G   の3音。

3. Cディミニッシュは、 C、E♭、G♭  の3音。

4. Cオーグメントは、 C、E 、G♯   の3音。

 この様になります。ここまで大丈夫でしょうか?鍵盤のイラストをみて確認してみましょう。

 そして、これらのコードには、厄介な事に表記のされ方が幾つかあるものがあります。一番よく目にするものを、それぞれ【C】を基準で表記すると、、

1. Cメジャーは、   [C]

2. Cマイナーは、   [Cm]

3. Cディミニッシュは、 [Cdim]

4. Cオーグメントは、 [Caug]

 まずは、これらの表記で覚えると良いでしょう。

そして、ここまでの内容をまとめてグラフにしてみましたので見てみましょう。

 この様になります。

 

3. トライアドに慣れよう。

 ここまでで【トライアド】についての理解は一応はして頂けたかと思います。今度は、その理解を更に深めるために、いくつかの練習問題を解いてみましょう。

練習問題

次のコードの構成音を書きましょう。

例1)Dm 答(D,F,G)

①Em 答( , , )  ②F 答( , , )  ③G 答( , , )  

④Am 答( , , )  ⑤Bdim 答( , , )  ⑥Daug 答( , , )  

⑦Fmin 答( , , )  ⑧Em(5♭) 答( , , )  

⑨F(5+) 答( , , )  ⑩G(5♯) 答( , , )  

答えはページの一番下に用意しておきますので、答えを確認してみて下さい。

 

まとめ

 いかがでしょうか?多分なかなか難しかったですよね?これらの知識はなくてもギターは弾けますので、「どうしてもツラい」という方は今は無理に覚えなくて大丈夫です。

僕もギターを初めて8年くらいは、トライアドをちゃんと知らずに弾いていました。

 ですが、その後覚えてみたら、「こんな便利な理論を知らなかったなんて損してたな。」と思いました。なので、今は「「どうしてもツラい」という方も、もし気が向いたらでも良いので、「覚えてもらえたらな。」と思います。

 コード理論を覚えて、もっと楽しいギターライフを送りましょう!!

*最後に前項での練習問題の答えを載せておきます。

①Em 答(E,G,B)  ②F 答(F,A,C)  ③G 答(G,B,D)  

④Am 答(A,C,E)  ⑤Bdim 答(B,D,F)  ⑥Daug  答(D,F♯,A♯)  

⑦Fmin 答(F,A♭,C)  ⑧Em(5♭) 答(E,G,B♭)  

⑨F(5+) 答(F,A,C♯)  ⑩G(5♯) 答(G,B,D♯)  

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